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「頼まれましょう」
「……頑張ります」
「闇雲に探し回っても意味がないでしょう。恐らくこの時間なら普通に学校に行ってるはずです。今日はどこの学校も終業式ですからね、下校時を待ち伏せするのが得策です」
「殺しを依頼されるような奴らが普通に学校に通ってんのか?」
「えぇ、その辺りはいたって真面目。かたぎの人間には危害を加えないということを自分達のルールにしているようで、学校での成績や交友関係も良好。二人の裏の一面を知ってるのは父親と一部の暴力団やヤクザくらいだそうです」
「そうか。それなら周りに一般の生徒がいる状況では手は出してこない」
「そういうことですから、タイミングを逃したら元も子もありません。二人ともすぐに向かってください。なにかあったら私の携帯に連絡をお願いします」
「了解です。じゃあ行こうか、切彦ちゃん」
「……はい」
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