序章 出会い

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魔術。 それは異能の力である。 人間が神になろうと生み出されたもの。誰が考えたわけでもなく気付けば、そこにはいつも魔術があった。 しかし、魔術は誰にも使えるわけではない。 魔術は大気中に存在する聖霊(マナ)を操ることである。そして、聖霊(マナ)を操るためにはそのための『才能』と『知識』が必要だ。 世界各国には聖霊(マナ)を操る『才能』を持つ若者に『知識』を教える学校が数多く存在する。 ここニホンにも『才能』を持つ若者に『知識』を教える学校がある。 その名は、聖ゴスペル魔術学院。 名前にはそれといった意味は無く、ただ学長がなんとなく付けた名前である。 そんな、魔術を教える学校には約600人ほどの生徒が日々魔術を勉強している。 このお話は、ここ聖ゴスペル魔術学院の入学式から始まる。
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