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Side 辻江×雫山
僕は、雫山 馨。
下の名前は女の子っぽくて嫌いだから、雫山って呼んで欲しい。
若干一名(田中のこと)のみ、しずちゃんとかいう吐かしやがった名前をつけているが、あれは言ってもなおらなぃからな。
もぅ、構わない。
「はぁ。」
出席簿を、職員室の壁際にたてかけて一息つけば、今日一日の終わりだと実感する。外は、ちょうど部活動の子達が帰る時間帯まで日が暮れていた。
職員室の自分の席につき、携帯を開く。
ディスプレイには、"メール 一件" という文字が映し出されていただけであった。
仕方なくメールを開く。
まぁ、大胆相手の名前は思い付く。
受信Boxを開くと、やはり僕の想像していた人だったので、自然と笑みが零れる。
"辻江 遊馬"
そぅ、ディスプレイには表示されていた。辻江は、僕が担当しているクラスの生徒である。
だか、一方で彼は僕の恋人である。
辻江は、喋り方が少し変だし容姿も目茶苦茶良いとは言えない。
少なくとも、永原や田中の方が、容姿は良いだろう。
でも、辻江は優しいし頼りなる。
僕なりには、辻江が1番だと思っているのだ。
辻江と書かれた文字にカーソルを当て、メールを開く。
ぶっ!!!
思わず、お茶を吐き出してしまった。
だって内容が内容だからだ!!!
送信者:辻江 遊馬
件名:
本文:
仕事、乙!!
今日は、久しぶりに食べに行こぅじゃまいか!!
あ、分かってると思うけど、雫山もあとで、食べるから♪
校門でまってるを。
仕方なく、タイムカードを押して、職員室を出た。
そして、車に乗り恋人を迎えに行った。
------------後日
田中「昨日、しずちゃんとデートしたんだろ??」
辻江「雫山も、美味しく貰ったであります!!」
雫山「つじぇえええ!!!////」
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