カ ン ケ イ

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死んだ顔で歩いていた平塚を引き連れ、映画館に到着。 クーラーが顔に当たると今までの暑さが吹き飛ぶように髪が靡く。 映画館はいると今流行りの三大映画のチラシが大きく、飾られていた。 入るや否や三人は大きく目を見開き、ポスターのでかさに感激した。 すると平塚が、一枚のポスターに駆け寄りピョンピョン跳ねて叫びだした。 平塚「この恋愛映画みよー!!」 田中「なんで男三人で、恋愛映画みんだよ!!おかしいよ!」 平塚「ぇー、どうせなら恋愛映画見て田中と中河 くっつけば(((死ねぇぇぇえ!!!!!! ズドドド)))) 思わずキックを食らわした。平塚は本日、三回目の魂が抜けた。 そして俺がみたい映画について熱く語ってやった。 田中「俺は、 とるてぃキス3rd がみてぇんだよ!! 花音ちゃんの新しい戦闘服でてんだよ!俺の嫁の成長見に行かないでどぅすんだよ!!」 平塚「いゃ、絶対そっちの方が男三人で見に行かない方がいいよ!!!」 田中「うるせぇー!!平塚に言われる筋合いねぇーわぁぁぁあ!!!」 中河「あ、あの…雅也?平塚?」 映画で言い合う俺達を見て、困ったような顔をする中河は重い口を開くように俺達に話しかけ申し訳なさそうな感じのオーラを出しながら、喋りだした。 「俺これ…みたぃな。ダメか、な…?」 田中「いいよ∀、とるてぃはまたビデオ借りるし。」 平塚「さっきまでの熱い雅也の嫁の語りわ何処?つか、中河ならいいのかよД…………(((黙れぇぇえ!!!))) 倒れた平塚をひきづりながら、中河が見たいといった外国の映画のチケットを平塚分だけ購入し、中にはいった。 中には人が沢山いて席取りの為に、平塚を投げて三人分の席を確保。 中河は、ひきつり笑いが絶えなかった。 映画開始10分前。ようやく席についた俺達は、中河を席の番人として置いておき、平塚と共にポップコーンを買いに歩き出した。 すると平塚が急に、俺を呼び止めた。 平塚「あのさ、、、雅也は、愛というカンケイならばどんな愛でも受け入れる覚悟ある??」 カ ン ケ イ …か。
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