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『チッつまんねぇ』Oceanringは蒼く輝いている。
バイルは右手で壁を殴りつけた。
『あのガキ見つけて殺してやる。』
バイルはゆっくりと歩きだす。
一人の少年を壊すために。
ーーーーーー菊乃家ーーーーー
『随分と使えるようになったじゃないですか。』菊乃は楽しそうに話す。
『最初の頃とは段違いですよ。』
晴紀は菊乃と実戦的な戦いをしていた。
『よく言うぜ。3時間死ぬ思いして息も上がらないアンタの方がすごいだろ。』
晴紀は生傷だらけで息も荒い。
『休憩って事で体を休ませて下さい。こっちに風呂ありますんで。』菊乃の指す先に襖がある。
『にしても変わった造りだな。』
晴紀は苦笑いしながら向かう。
『てかどっちが男湯だ!?』
少々焦ってみる。
こんな所でめんどくさい事はごめんな晴紀である。
『右側ですけど。気にしなくても大丈夫ですよ。女従業員はいませんから。』
菊乃はヘラヘラしながら話す。
ピシャッと襖が閉まる。
『さてと、そろそろですかね』
菊乃は天井を見上げる。
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