41人が本棚に入れています
本棚に追加
「あははは!!待てよ妹子ーっ(笑)」
太子は狂った様に笑って僕を追い掛けた
イヤダ、殺されちゃう!
やだやだやだやだやだやだやだやだやだやだ!!
でも、逃げていても太子はまた鎖を足で踏まれて派手に転んだ
「っう!!」
「あははは…妹子可愛いなぁ……」
太子はゆっくりゆっくり僕に近づいた
前髪を無造作に掴み自分に引き寄せる
太子の冷たい瞳を向けられた
…あぁ、あんなに綺麗だった…大好きだった瞳が霞んでる
黒く霞んでる………
嫌だ……
僕の好きだった……
僕の愛した太子が…
僕の目の前で壊れていくよ………
最初のコメントを投稿しよう!