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「…………太子」
「なぁに?」
「…短剣…持っていますか?」
「短剣?なんで?」
「……………」
「まぁいいや、あるよ?はいっ」
太子は僕に短剣を渡した
これで…………っ
全てを終わらせよう
僕は涙で濡れた目で太子を見つめた
「…太子………」
「なに?妹子、さっきからどうした?」
「…太子、僕は貴方を愛してます」
「私も愛してるよ」
「貴方の笑顔が一番好きでした……ずっと、ずっと太子の傍にいれて幸せでした…」
「……??」
僕は必死に言葉を紡いだ
太子のジャージをそっと握りながら感謝を込めて…
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