…もう、イヤダ

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「貴方がずっと、僕を大切にしてくれて幸せでした…貴方はいつも優しい笑顔を向けて抱き締めてくれて…その時は本当に心から幸せを感じました………」 「……??」 「太子………っ」 僕は懸命に言葉を紡いでから太子に抱きついた 首に腕をまいて耳元で囁く 「今もずっと…愛しています太子……さようなら……」って 「妹子……?」 そして一気に早く短剣を僕は心臓に向けて貫いた 血しぶきが体や顔を汚す そして、太子に抱きついていた力が抜けて倒れるように崩れた 「………え?……妹、子?えっなんで…妹子?」 太子はただ呆然と冷たくなった僕を見つめていた
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