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「太子ー…、起きてますか?」
僕はもう一度だけ扉を叩いてみた
すると、音もなく扉が開いたかと思うとそこには誰もいなかった
不思議に思った僕は太子の部屋に入ってみる
辺りは電気がついていなくて真っ暗で
僕は灯りを求めてスイッチを探した
「えーっと……どこだろ………」
確かここら辺にあるはずなんだけど…
壁をペタペタ触ると足に違和感があった
濡れてる……
太子がなんか零したのを僕が踏んだのかな…
あまり深く考えないでまた壁を触ってスイッチを探した
数分してようやく壁にあるくぼみを見つけた
それを押して灯りを付けた
パチッ……
「?!?!」
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