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† † † †
南側から庭へ出て、小道を駆ける。程なく、小さな原っぱに出て立ち止まった。勇気の言っていた場所だ。
陽射しが暖かい。
「ん?」
視界の先、原っぱの中央に、純白の翼が見えた。
赤髪の天使。
テ「ヴェガ…?」
紛れも無くヴェガだ。
降り注ぐ陽射しに艶のある羽根が光る。これを“神々しい”と言うのか…。って、何考えてんだ俺。
テ「ヴェ…」
ガ。と呼びかけようとして、ヴェガの足元の状態に気付き止めた。
大量の小動物。
ふわふわもこもこした輩がヴェガを取り囲んでいる。直径5メートル程の円ができていた。
大丈夫かあれ襲われてねぇ?
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