そうだ、マックへ行こう。

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おいで。 ドキン。 また胸が高鳴った。 ゆっくりと顔を下に向ける。 広げられた両手と優しい頬笑み。 思わず笑顔で、ここがジャングルジムの上だということも忘れて飛び降りた。 ちょ、おま。バカ。 危ないだろー。と文句を言いながらも飛び降りた私をなんなく抱きとめてくれた。 走って来たのか服がしっとりと湿っているのを、背中に回した腕で感じた。 ごめん。ごめん。 少しは危機感をもて。バカ。 後頭部をチョップされた。 痛い。 けど、今はその痛みすら快感。
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