桜 サクラ

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「おぉやってるな~」 賑わいの原因は正則の情報にあった音ゲだった 行列が出来ていた 「並んでるね~」 「仕方ないな 他のヤツで遊ぶしかないな」 「そうね… じゃああれで遊ばない?」 絢香が指差したのは2人で出来るシューティングゲームだった ペダルを踏んで構えてガンコントローラーで撃つ方法のゲームだ 「あれか?」 「貴靖得意じゃん」 「まぁいいが まさかのリベンジか? この前の」 「そんなとこ」 2週間前にも正則が見守る中2人で大激戦を繰り広げた 結果は惜しくも絢香が負けた 「なら、受けて立つ」 2人分のコインを入れてゲーム開始 "action"の文字が出てきて2人が引き金を引く 「負けないわよ」 「俺だって」 「負けたーーー!」 「楽勝~♪」 エンドロールが流れるゲーム画面の前で絢香が悔しさを露わにしていた 「なんでそんなに強いの~!? どっかで練習してんの?!」 「さぁね~」 「うぅ~~っ」 絢香が千円を使ったのに対して貴靖は500円しか使ってない 「貴靖って銃が絡むゲームは上手よね」 「まぁな」 その後も暫くの間2人はゲーセンで時間を過ごした
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