兄弟の傷

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!! …………はぁはぁ 夢………なんでまた…… ガキん時の……… 汗気持ちわりぃ 夜「そういや……あんときも… 新月だったな……」 空を仰ぎながら夜彦は 一人呟いていた……… ?「まだ起きていたのか」 金髪をした男が 狐の仮面を付けた男に言った 狐「あれ風間さん寝たんじゃ?」 風間と呼ばれた男は…… 風「やることがあってな 貴様はなぜ起きている」 狐「別に……あえて言うなら」風「言うなら?」 狐「新月だから」 風「意味がわからん」 風間はそう言って もう寝るっと部屋を後にした 狐「おやすみ婚活鬼」 襖が少し開きその隙間から 風「誰がだ……殺すぞ」 風間が睨んでいた…… すぐに襖は閉じ 足音も遠くなった 狐「気にしてんだな……」 狐の仮面を被った男は いびつな木馬のついた 首飾りを見つめ 空を仰いだ 終
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