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優ちゃんママに呼び出された俺と優ちゃんは一階に降りて来た。
『お母さん、来たよ♪』
『優ちゃんママ来たよ♪』
『ありがとう♪じゃあ優子は刺身切ってくれる?』
『わ、分かった♪』
『じゃあ一樹君は....あ、そう!!これかき混ぜて♪』
『これ、かんますんけ?』
訳:かき混ぜるんか?
『優子!!包丁右で持ちなさいって言ってるでしょ?』
『右じゃ切れねぇんだに、いいだんべえ?左で!』
訳:切れないんだもん
『ま、今日はいいけど、必ず直しなさい...ぎっちょは苦労するんだから....。』
優ちゃんは左利き....。
いや、ぎっちよ....
字、箸、投げる、蹴る全てが左....。
でも田舎だからそう言うの厳しいんだよね....。
かわいそうな優ちゃん....。
等と思いながら、ひたすら"かき混ぜて"って言われた物をかき混ぜていた。
『一樹君!!かき混ぜ過ぎだよ(笑)』
『えっ!?そうなん?』
『これ、ジャガ芋が、わざとゴロゴロ入ってるサラダだよ(笑)』
『そうなんけえ....。』
訳:そうなんだ
『まぁ、いいわ♪ありがとうね♪』
優ちゃんママは標準語を喋る。
優ちゃんも初めて会った時は優ちゃんママと同じ喋り方してたな....。
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