♂田舎者の恋♀

☆プロローグ☆

『優ちゃんて呼んでいいんかさぁ？』

『う、うん…え～～～と、その―――』

『その？』

『い、い、いいよ。かずって…呼んでいい？』

『いいよ♪』

『かず♪』

『何？』

『わわ、私、え～～～っと、緊張するからどもっちゃうんじゃないんだ…。』

『どうしてどもっちゃうん？』

『どもるから、え～～っと…
緊張――――』

優ちゃんの言葉は止まった。

『どもるから緊張しちゃうんだ…。』

優ちゃんは頷いた。

『そっか♪でも俺、優ちゃんの喋り方好きだで♪』

『ホント…!?』

優ちゃんは笑った。

『さぁ、お医者さんごっこすべえか？』

『うん♪』