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18歳で芽室から札幌へ巣だった。
初めての一人暮らしに期待と不安を持ちながら。
専門学校にはサボりがち、それでも友達は出来た。
俺は友達と思っていたけど、相手はどう思ってくれているかわからなかった。
いつもそうだった。信用してないわけではないけど、今までずっとそんな不安を持っていた。
今も変わらないけど…。
そんな俺でも楽しく過ごせた。
友達は少なかったけどね。
卒業式前日まで学校に通ってギリギリ卒業できた。
自学に通いながら約半年間ニートして寿司屋でバイトをした。
仕事は好きだったが要領が悪い俺は…いつも怒られて…あと、人間関係も…いろいろあって薬を飲まないと仕事にいけなくなった。
そして結局逃げた。
1ヶ月も経たずに友達の伝で居酒屋で働いた。
最初はただただ楽しくてしかたがなかった。
そこで、たくさんの人に出会い、遊び、飲みに行き、楽しい時間と仕事を知っていった。
人間力というのかそういうものもつけたいと思えるような環境だった。
でも…その中でも不安っていうものは消えなかった。
嫌われてるんじゃないか?
頼りないのか?
なんて不安は消える事がなかった。
そのうち、人事異動というか店が変わって、あの環境が変わり、自分も変わり、訳がわからなくなって、また逃げ出した。
ダメな事はわかってた、辛かった。
何が辛かったのかは…わからない。
逃げた自分への否定。
心配をかけた事。
でも一番は今までの繋がりが無くなってしまうことだったのかな?
そして逃げた俺は家にも帰らずビジネスホテルに隠れてた。2週間近くずっと。
誰とも接しないで…接する事を拒絶し続けた。
お金が無くなって、家に帰るしかなかった時、久しぶりに外に出た時、怖かったのかなんなのかはわからないけど、吐いた。
気持ちの悪いままタクシーで家に帰った。
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