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南雲「学校の案内は大体こんなもんかなぁ~」
先輩は1階の廊下を歩きながら俺にそう言った。
桐原「何か変な所を案内された記憶しかないんですが」
南雲「あはははは!!気のせい気のせい!!じゃあ~、私この後用事あるし、ここでバイバイだねテイくん!!」
南雲先輩は笑顔で手を振った。
桐原「あ、待って下さい!!」
南雲「え?なになに?いきなり愛の告白かね?テイくん」
桐原「ち、違いますよ!!あの…俺の名前なんですけど…」
南雲「名前?」
桐原「はい。実は俺の名前、帝と書いてミカドって読むんです」
南雲「んぇ?じゃあ~、君はテイくんじゃなくてミカドくん?」
桐原「そういう事です」
南雲「そうなんだぁ~、じゃあ本当の名前も分かった事だし!!私は行くとするよテイくん!!」
桐原「分かっとらん。あんた何も分かっとらんよ」
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