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「……今行くよ、“ ”」
そう呟いた私はガラス玉を握りしめた手を高くあげる
「絶対に捕まえてあげる」
ガシャーン
壁にぶつかったガラス玉は危険な凶器となって床に散らばった
パァッ
「ふーん
身体が薄くなってくんだ」
このまますべて消えてしまえばいいのに
行き先は幕末。
色んな因縁が絡まり合いながら、今京都に一人の女が旅立つ
その女の名は佐藤凜
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