1 暗殺者達

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「さて、行くかな。青の奴らは呼んでいるんだろう?」 「はい、間もなく到着するはずです。」 それを聞いて無音は立ち上がった。その顔には素敵な笑みがあった。 「久しぶりの戦争の予感がするよ。」 「戦争、ですか?」 「あぁ戦争さ、きっとこの件は戦争の火種となる。戦争を望む者がいて、この戦争を好機と見る者がいるんだ。戦争にならないはずがない!!」 無音は血の海の真ん中で両手を広げる。その姿はまるで開幕宣言だった。 否、もしかしたら無音は知っているのかもしれない。この物語の結末を…… 「さぁ始まる、始まる、ようやく始める事が出来るんだ!!君は何を企む?何をする?何を願う?そして結末の果てに何がある? さぁ紡ぐんだ、君が紡ぐんだ♪君がこの物語を彩るんだ、いや、君達が、私達がこの物語を紡ぐんだ♪ 哀れもう、憧れよう、全てを壊す壮大なる前奏曲を!!私は謳おう、この壮大にして、最も陳腐な…… 虐殺行進曲を!!」
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