1 暗殺者達

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連続して聞こえる発砲音。何人もの男達が拳銃を乱射していた。 無論遊んでいる訳では無い。彼等の顔には共通して恐怖が張り付いていた。 彼等は世間で『ヤクザ』とも呼ばれる者だった。血と暴力に慣れた彼等が、その未知の恐怖に怯えていた。 「ちくしょう、あんガキは何なんだよ!!」 暗い倉庫の中、とある取引で来ていた彼等は、何故か子供に襲われた。 彼等がキチンと子供の姿を見たのは一度だけ、最初に一度だけ見たのだ。その感情を感じさせない、冷たい目を…… それからは地獄だった。子供は一瞬で数人を仕留めた。ナイフで数人の喉を貫き、数人の首を蹴り折った。 そして子供はすぐさま倉庫の暗闇に身を隠し、隙を見付けては仕留めていく。 (ちくしょう……あんなガキ一匹に俺達が殺されるだと?認めねぇ!!俺達は拳銃持ってるんだぞ!?) 彼等は子供を見くびっていた。そうしている間にも一人、子供のナイフに喉を貫かれて絶命した。
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