1 暗殺者達

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「用が無いなら切るぞ?」 『ちょい待ち!!……真面目な話はあるよ。かなり真面目な話。』 ようやく本題かと、美琴はため息一つ吐いた。仲のいい友人だが、こういう部分は慣れないらしい。 『上から警告が来たわ、最近私達の仲間を襲ってる奴がいるらしいって。』 「…………敵の特徴は?」 『一人、長身で髪型はオールバック。武器は何でもみたい。』 「…………分かった、覚えておく。」 『一応アンタの『旦那』が動いてるみたいだし、大丈夫だと思うけどね~♪』 「黙れ。」 唐突に美琴が不機嫌になった。どうやら、『旦那』は禁句らしい。 それを察した電話の相手も、話題を変える事にした。 『あ、そだ、名無し君元気?』 「………………」 誰も答えなかった。 『ちょっとぉぉぉぉぉ!?お願いだから構ってよぉぉぉぉぉ!!』 「切れ。」 『兎は寂しいと死んじゃうのよぉぉぉぉぉ!?あれ?私、兎?つまりバニーガール?萌えなのぉぉぉぉぉ……』 電話を切った。
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