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「おや、情熱的な抱擁だね?でも、それは『失敗』だよ。」
無音が女性を『押し倒した』。それと同時に響く銃声、先程まで無音の頭があった場所を弾丸が通った。
無音は気付いていた。自分を狙撃しようとしている存在に。
だからこそ、こんな真似が出来た。
「くっ……離せ!!」
「おや、急に余裕が無くなったね。もしやあの程度で勝てると思っていたのかな?」
女性がもがくが、無音は離さない。そして違和感に気付いた。二発目の狙撃が来ないのだ。
そして無音は言葉を続ける。
「援護は来ないよ、君が頼りにしている男はもう死んでいる。」
「な、何!?」
「私の部下は優秀でね、おまけに私の趣味も良く理解している。一度だけ殺せるチャンスをプレゼントしてあげたんだ♪」
「そんな、バカな…………」
「さて、何もかも詰めが甘い君を味わってみようかな?きっと甘い蜜が溢れてくれると期待しているよ♪」
そう言いながら楽しそうに女性の服を脱がせていく。
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