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No.1 糸瀬焔
俺はアーマロイドを殲滅するために肉体改造された、国に忠誠を誓った国家の犬。
俺の他にも肉体改造された仲間がいる。
数え切れない程な。
だが、その中から最も優れた奴らだけが選ばれ、軍のトップの証「金のバッジ」が渡される。
また、「金のバッジ」には装飾がされており、それぞれの‘力’を表している。
糸瀬焔の場合は燃え盛る炎が刻まれている。
他にも様々な‘力’を持ってる奴等がいるが、それについてはまた今度にでも。
ピーピーピーピー
耳に付けていた通信機が鳴った。
「糸瀬さん。状況はどうですか??」
優しい女の声。
「敵本拠地まで、100mを切ったところだ。」
「でわ、そのまま進行しつつ捕虜となっているNo.8を救助してください。」
「了解した。」
通信を終わり目の前に聳え立つ搭を見上げた。
全長300mはある高い搭。
このどこかにNo.8が捕虜となっている。同じ「φ」の力を持っているあいつが捕虜になるとは考えられないが、目的はやはり…。
「スリルを楽しんでる、か。」
あいつらしいな。
「さて、ミッションスタートだ。」
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