~Prologue~

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-初カレ- それからは、好きな人がいたり、いなかったりを繰り返していました。 中学2年の夏、私のことを好きだと言ってくれている男の子がいると、 その子の友達の男の子から聞きました。 でも、私のことを好きになってくれた男の子は、 私に告白する勇気がなかったらしく、その友達に仲介を頼んでいました。 その友達と、いろんなことを話しているうちに、 私はその友達の方を好きになってしまいました。 ああ、なんてひどいオンナなんでしょう(笑) 私は今度こそはと勇気を出して、自分で告白してみました。 彼は困った顔をしながらも、OKしてくれました。 初めて「彼氏」というものができました。 初カレとは、部活の終わりに待ち合わせをして、家まで送ってもらっていましたが、 恥ずかしさのあまり、手も繋がず、話もせず、ただうつむいて歩いていました。 超プラトニックですね(笑) 2ヶ月くらい付き合っていたのですが、 周りの友達に冷やかされるのが恥ずかしくなって、 嫌いでもないのに別れました。 中学2年の終わりに、彼は転校していきました。 その時、私は他に彼氏がいましたが、 あの時、嫌いになって別れたわけじゃなかった。 本気で好きだったよって、靴箱でお別れを言いました。 彼はにっこり笑って、「さよなら」と言ってくれました。 .
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