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[魔理沙]
魔理沙がアリスの家に着くと、ドアから上海人形が出てきて、「良いところに来たわね」とアリスの声で喋る。
「突然だが、空が破れたぜ」
「知ってるわ」
魔理沙はアリスの家の中に入りました。
魔理沙に見えたのは巨大な人形でした。
「なんだい……この人形は」
「人形じゃないわ」
「じゃあ何さ」
「人間はこれをロボットと言うらしいわね」
「昔人間だっただろうに」
「まあそうだけど」
「で、これは何さ」
「乗り物よ」
「乗り物?」
「私が初めて作った機械人形。中に入って操るのよ」
「魔法で操るんじゃないのかい?」
「人形自体が魔法なのよ」
「で、どうやって動かすのかい?」
「乗りたいのね。良いわ。操る部屋のドアは人形の胸にあるわ」
「ではお言葉に甘えて」
ふたを開けて魔理沙は機械人形の中に入りました。
「これ、私にくれないか?」
「良いわ。それは八卦炉が無いと動かないから。家事も出来そうにないし」
「ありがとな」
魔理沙の身長の五倍もある人形は、屋根を突き破って外に出ました。
「ちょっと!なにすんのよ」
「はは、ごめんごめん」
魔理沙は、この人形でしばらくキノコ採りに行くことにしました。
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