非日常を求める僕

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~聖夜SIDE~ 楽しくない毎日、同じ事を毎日繰り返す。 なんてつまらないんだろう… そんな時、お前に出会った。 「…なぁ、俺とこのつまんねぇ毎日をぶっ壊そうぜ。」 ―…お前を見た時、 こいつは普通じゃない。 こいつについていけば 『日常』が『非日常』にかわる。 そう思った。 だから僕は、迷わず 「うん。」 と言った。 …この時僕は、これから起こる 事なんて、何一つ…知らなかった……。 それから僕達は、―クラッシュ―というチームを作った。 名前は僕がつけた。 意味は…『破壊』 今の僕達に、ピッタリだと思った。 HPを作って、クラッシュの仲間を集めた。 最初は2人だったのに、50人になった。 少ないって?僕達が今やっている事は、 はたから見れば 餓鬼の遊びの用な物だ。 それに付き合ってくれる人なんて、そうはいない。 だから、50人というのは 多い方だと思う。 紹介が遅れたけど、 俺は神崎聖夜、14歳で 聖 白雪学園に通っている ちなみに全寮制の男子校だ。 俺に声をかけたのは、 早坂友騎 同じ14歳で 同じクラスだったけど、喋った事が なかったから知らなかったけど かなりのイケメン しかも、情報通の僕さえ 知らない情報を いっぱいもっていた。 だから、やったぱり 早坂君はクラッシュに必要な存在だと思った。 ある日クラッシュのメンバーの 個人情報を見ていたら 違うクラスにクラッシュのメンバーが いることがわかった。 名前は東堂海斗。 でも、東堂がこの日常を 嫌がっているようには 僕には見えなかった。 なぜなら、彼はクラスの中心にいそうな 盛り上げ役で、友達にも 好かれ、もちろん教師受けも良くて 今に満足しているようだったからだ。 僕は次の休み時間、東堂に喋りかけた。 「あ、あのさっ!ちょっと来て」 そう言って、東堂の返事を待たずに 人が来ない空き部屋へ連れていった。 「…お前、誰?」 東堂は僕の事を知らないみたいで 困ったように訪ねられた。
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