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「次のパーキング止まるね。」
早速七星にメールで報告する。
すると、七星たちも次のパーキングエリアに止まるらしい。
笑みが溢れた。
この、旅行のわくわくを今同じタイミングで共感出来ていることが嬉しい。
到着してからも、七星はおばあちゃんちに行ったらしくそこの犬の写真。
私はホテルや夕食の写真を、送りあった。
夜、お互いに五分づつ電話しあった。
ちょっとドキドキした。
知らない場所で、七星の声を聞くというのはあまりにも新鮮で…。
安心感も生まれた。
七星の声を聞くと、落ち着く…
『七星…?』
『ん?』
『七星の声、私 大好きだよ』
『えっ?!何だよ急に…』
あ。照れてる。
『へへ…あ―、ヤバい。七星~。あ―あ。………会いたいなぁ』
『…ふっ』
んぇ?!
『何で笑うのぉ?』
『ぃ いや…五十嵐、可愛い』
『………』
ドキン。
ドキドキ
ドキドキ
心拍数が上がる。
急に、顔が熱くなる。
なぜか、
無性に、
君に会いたい―
そう思った。
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