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しばらく話して、五分経った。
『あ…もう時間』
『切らねぇと』
『うん…』
『『……』』
沈黙。
私だけなのかな?
切りたくない…
切ない寂しさを感じるよ?
『…切りたく、ね―な』
…え?
…なんだ そっか。
七星も同じ気持ちなんだ。
へへ…
何か嬉しい。
『でも切んないと…じゃあ、寝るまでしばらくメールしよ?』
『そうだな!』
『じゃあ、おやすみ。』
『おやすみ』
プツッ―ツー、ツー…
どくん
寂しさを感じる。
私は部屋に戻り、急いでメールした。
と、送信した瞬間に、七星からのメールを受信した。
「あははっ…」
七星も、急いでメールしてきたのかなぁ
そう思うと、ちょっと笑ってしまった。
あ、テレビ見たいなぁ。
「ねぇままテレビ見ない?」
「いいよ―つければぁ…まま寝る…おやすみ―…」
あ。寝ちゃった…
早いな~、まだ10時だよ。
テレビテレビ…
こーゆう…ちょっと怖い時は明るめの番組…
あ、これでいいや!
適当な歌番組をつける。
あ、青山テルマ。
パフィウムも…
声綺麗でいいな…
…七星も…
あ、まただ。
最近、てゆうか告られてから、気付いたら七星のことばっか考えてるなぁ―…
七星…
きゅんっ
………??
何だろ…この感じ…
七星のことで頭がいっぱい
この感覚―…
ドキン
ドキン
ドキドキ…
………恋――――――???
多分、きっとこの気持ちはもうとっくに芽生えていたことだろう。
その気持ちに、
やっと、
やっと気付いたんだ―…
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