プロローグ

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男は涙を流していた 涙は紅く、それは男の瞳の色と同じ紅だった。 男は言った 『生あるもの全てを殺せるこの目なら、死を殺すことも出来るのだろうか』 男の頬を伝って地面に落ちた涙は、降り積もった雪を紅く染めていった。
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