アナタノタメナラⅢ
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単調に、一歩一歩、向かう先は全ての始まり。 ゆっくりとドアを開け、俺の姿を認識した男は眉を下げて微笑んだ。 「佐々木さん、死んじゃった?」 「佐々木さんなんて、随分他人行儀じゃないですか」 「佐々木さんは佐々木さんだもん。まさか、冬美って呼べとでも?」 母さん、貴女が唯一愛した人を憎んでいいですか?
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