__ K x F .

2/3
721人が本棚に入れています
本棚に追加
/147ページ
   仕事終わって帰ってきてから  1時間が経った。  さっきまで一緒だったのに…  、、とか。  会いたいな…  、、とか。  寂しい…。  早く明日にならないかな…  、、なんて思っていたら  突然鳴った専用の着信音。  「 もしもし…? 」 .〝 ……太輔? 〟  「 なに?どうしたの? 」  やっと聞けた、愛しい人の声。 .〝 寂しいとか思ってんじゃ   ないかなと思って電話して   やってんの 〟  「 そっか…ありがとう… 」 .〝 明日も一緒なんだからさ   そんな声だしてんなよ… 〟  声だけじゃ足りないよ…  もっと宏光を感じたいよ… .〝 俺も我慢してんだから   太輔も…我慢しろよ…? 〟  ………え? .〝 明日になれば会えるし   嫌ってほど鳴かせてやる 〟  「 鳴かせられるんだ;; 」 .〝 当たり前だ!! 〟  「 よくわかんないけど   寂しいの我慢して寝るよ 」 .〝 はい、おやすみ- 〟 ── ツー ツー ツー …  あ…切れちゃった…  明日は鳴かされるんだね;;  声が耳から消えないうちに  寝たら夢に出てくるかな?笑  出てくることを祈りながら  寝るとします。  「 ……おやすみなさい!! 」  end .  _
/147ページ

最初のコメントを投稿しよう!