美しい瞳

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「おまちどおさま」 私は静かにお皿を置いた 「わ…。すごく美味しそう…」 沖田さんは瞳を輝かせながら言った。 「うむ…。旨い…」 「…っっ!」 斎藤さんの何気ない一言がすごく嬉しかった 「良かったぁ~」 少し安心する私。 「そういえば、おばちゃんは?」 団子を食べながら言う沖田さん 「今日1日いないんです」 「へぇ…そうなんだ…」 「咲と言ったな…。」 斎藤さんに呼ばれて 私は少し驚いた 「裏庭の桜は美しいな」 そう言っている斎藤さんの瞳は優しかった。 「私もあそこがお気に入りなんです」 私が笑うと斎藤さんも優しく笑った 「…っっ」 私の胸が熱く高鳴ってしまう
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