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「俺も、あそこが気に入った…。時々見に来てもいいか?」
「もちろん!!」
私は斎藤さんの質問に即答した。
「あのさ…二人の世界に行かないでくれます?」
沖田さんは少しつまらなそうに言った。
「拗ねるな、総司」
「別に、拗ねてない」
そう言っている沖田さんの顔は拗ねていた
「……」
沖田さんって少し子供っぽい…?
「何見てるのさ…」
「いえ…」
ついつい私も笑顔になってしまう。
「総司、そろそろ巡回だ。早く行くぞ。」
「はーい…。」斎藤さんの声でゆっくりと立ち上がる沖田さん。
「これ、お金」
「あ、今日は私の奢りです」
「本当に!?嬉しいなぁ♪」沖田さんは子供っぽい笑顔で言った
「では咲、また来る」
そう言っている斎藤さんの瞳があまりにも美しすぎて私は見とれてしまった。
「俺の顔になんかついているか?」
「いえ…なんでもないです…っっ」
自分でも顔が熱くなるのがわかった。
「じゃぁね、咲」
「また、会おう」
沖田さんと斎藤さんは
それだけ言うと立ち去った
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