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一昨日…...
屋上で一人の美少女に出会った。
美少女の名前は、絢乃 沙希。
さき...…
俺が大好きだった彼女と同じ名前。
絢乃は、変わり者で面倒くさい女だけど…...
何故か、放っておけなくて...…
少し気になる。
絢乃は俺に…...
『同じ眼をしてる』と言った。
その言葉の意味を、俺はまだ知らない。
絢乃に会った日から、3日。
俺と絢乃は、今日も昨日と同じように一緒に帰っていた。
「一夜の、いじわる」
「またかよ。誰が、意地悪だって?」
「一夜。いじわるな一夜は嫌い」
絢乃は、頬を膨らましていた。
だが、いつも通りその顔は真顔で......怒っているのかがわからない。
絢乃は、今日の朝からずっとこの調子だ。
昨日、俺が家に上げなかった事を根に持っているらしい。
あぁ〓
面倒くさい女だな…...
本当に。
「昨日は、本当に悪かったって……」
絢乃の機嫌を取るために仕方なく謝る。
「反省してる?」
「してる。してる」
適当に相づちをうって、絢乃の話を聞き流す。
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