3.明かされる過去

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一昨日…... 屋上で一人の美少女に出会った。 美少女の名前は、絢乃 沙希。 さき...… 俺が大好きだった彼女と同じ名前。 絢乃は、変わり者で面倒くさい女だけど…... 何故か、放っておけなくて...… 少し気になる。 絢乃は俺に…... 『同じ眼をしてる』と言った。 その言葉の意味を、俺はまだ知らない。 絢乃に会った日から、3日。 俺と絢乃は、今日も昨日と同じように一緒に帰っていた。 「一夜の、いじわる」 「またかよ。誰が、意地悪だって?」 「一夜。いじわるな一夜は嫌い」 絢乃は、頬を膨らましていた。 だが、いつも通りその顔は真顔で......怒っているのかがわからない。 絢乃は、今日の朝からずっとこの調子だ。 昨日、俺が家に上げなかった事を根に持っているらしい。 あぁ〓 面倒くさい女だな…... 本当に。 「昨日は、本当に悪かったって……」 絢乃の機嫌を取るために仕方なく謝る。 「反省してる?」 「してる。してる」 適当に相づちをうって、絢乃の話を聞き流す。
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