3.明かされる過去

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「じゃ、明日デートしよう」 「あぁ、わかった。わかった……ん?」 あれっ? 今、何か変な単語が聞こえたような…... 確か…... 『デート』とか言ってなかったか? 「やったぁ〓!明日、遊園地行こうね」 絢乃が下から覗き込んでくる。 えっ? 「ちょ……ちょっと……まっ」 「じゃ、朝の10時に一夜の家に行くね」 言うだけ言って、絢乃は俺の話も聞かずに走り去ってしまった。 ほんと...… 身勝手な奴だな。 なんか、自分の欲望のままに生きてるって言うか…... なんて言うか…... 俺は、走り去って行く絢乃の背中を見つめる。 明日か…... よりによってなんで明日なんだよ、絢乃。 「また明日ねぇ〓!」 絢乃が、こっちを振り向き手を振っていた。 軽く手を振って前を向く。 明日か…... 絢乃、楽しみにしてるっぽいし。 仕方ない…... 明日は、絢乃と遊んだ後に『あの場所』に行くか…... 俺は、今いち…... 気分が乗らないまま一人で歩いて家に帰った。
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