7人が本棚に入れています
本棚に追加
「フニィー、見ニャれニャい人がいるニィー。」
ユアが目を丸くしていると………
不思議な子が現れた。
オレンジ色の肩までの髪、頭部にひょこっと生えた猫型の耳。
サイズの合わないぶかぶかな服。
自分の頭より大きなランプを肩から下げている。
その子はにっこり笑うと、ユアの顔を覗きこんだ。
「ニー、ラルのお姉ちゃんになってニィー」
と、満開の笑顔で言う。
「……はぃ?!」
「うわぁぁ!!、今『はい』って言ってくれたニャ
やった――やった――」
「えぇ?!わわわ、い、言ってませんって!」
慌てるユアにお構い無く楽しそうにくるくる回る少女。
最初のコメントを投稿しよう!