終わらないHalloween界

3/22
前へ
/29ページ
次へ
「フニィー、見ニャれニャい人がいるニィー。」 ユアが目を丸くしていると……… 不思議な子が現れた。 オレンジ色の肩までの髪、頭部にひょこっと生えた猫型の耳。 サイズの合わないぶかぶかな服。 自分の頭より大きなランプを肩から下げている。 その子はにっこり笑うと、ユアの顔を覗きこんだ。 「ニー、ラルのお姉ちゃんになってニィー」 と、満開の笑顔で言う。 「……はぃ?!」 「うわぁぁ!!、今『はい』って言ってくれたニャ やった――やった――」 「えぇ?!わわわ、い、言ってませんって!」 慌てるユアにお構い無く楽しそうにくるくる回る少女。
/29ページ

最初のコメントを投稿しよう!

7人が本棚に入れています
本棚に追加