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人一倍わがままな俺
好きと伝えたくても
離れていくのが嫌で伝えられない
傍にいてほしい
誰の物にもならないでほしい
俺だけに笑顔を見せてほしい
でも関係を壊したくないから
告白なんて絶対できない
結局は臆病なだけ
「…すき、すきや…」
貴久のことを
考えると自分が壊れてく…
どうしたらいいかわからなくなる
俺は、このまま
ずっと想いを伝えずにいるのか…?
♪~♪♪
いつの間にか眠っていた
ベットの隣にある窓は開きっぱなし
どうりで肌寒かったわけだ
窓から見える外は薄暗い
まだ朝ではないみたい
それより着信…
ディスプレイを見ずに電話に出た
「はーい」
「…亮ちゃん」
「た、貴久?!」
眠気も吹き飛んだ
こんな時間にどうしたんやろ?
それよりも貴久の声が
聞けたことが嬉しかった
「どうした?」
「眠れないの…いま外出られる?」
「わかった、待っとけ」
電話を切ってバタバタ外に出た
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