記念日

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「でも、好きなのは僕だけって思ってたから…優しい亮ちゃんにまた甘えちゃってる自分が切なかった。……だけどね、今は幸せすぎて…亮ちゃん、離れていかないか不安でいっぱい……」 ずっと胸に埋めていた顔を上げ、やっと泣き止んだと思ったら また涙目になっとった 俺のために、泣いてくれて、想ってくれる貴久を なにがあっても離すわけがない 「僕…すっごいヤキモチ妬くから、亮ちゃんが女の子と話したり…名前呼んだりするだけで嫌って思う…亮ちゃんを独り占めしたい、…でも人に縛られるのが嫌ってわかってるから」 亮ちゃんカッコイイから、みんなの亮ちゃんだもんね 僕が独り占めしちゃ…だめだよね そうやって言った貴久に思わずキスした  
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