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「ふーん」
「りょーちゃんかくれてね！」
「わかったあ」
たかくんが数を
数えてるうちに隠れる
草むらの中に隠れた
やがてたかくんは
探しにくる
「りょーちゃんみつけた♪」
両手で草を分けて
そう言った
「みつかっちゃった」
「次はかけっこしよ」
「うん」
木の棒を持ってきて
スタートラインをひく
「あっこのあみあみがゴールだよ」
たかくんが指差したのは
公園のフェンス
「いちについて～
よーいっ､どん！」
たかくんの掛け声と共に
二人で走りだす
…もう少しでゴール
そう思った瞬間
どてっ
転ぶ音が聞こえた
振り向くと
「いだあーいﾞ～」
たかくんが転んでいた
膝から血が出ている
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