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歩いて15分、目の前に貴久の寮が見えた
あそこに立ってる奴は……
「亮ちゃん!」
俺を見つけるなりガバッと抱き着いてきた貴久。
それに答えて俺も背中に手を回す
「こんな時間までずっと勉強?(笑)」
「うん、課題終わったよ」
「偉い偉い」
よしよしっと頭を撫でた
俺からぱっと離れて部屋行こう?と手をひく
玄関で靴を脱いで床に座った
本当は横になりたかったけど貴久に体調悪いなんてバレたくなかった
座っている俺にぎゅーってしてきて甘えてくる貴久はめちゃくちゃ可愛い
俺もぎゅってし返した
「亮ちゃん、眠たくない?」
「さっき寝とったから大丈夫やで」
「僕…もしかして起こしちゃった?」
シュンってなって困り顔になった貴久
全ての反応が可愛すぎて俺が困る
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