幼なじみ

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夕方、 学校が終わり貴久を迎えに行く 高校までは大学から歩いて 10分くらい ほんま広いから大変 まあ携帯いじりながら行けば、 あっという間 〈ついたぞー なるべく早く出て来いよ〉 貴久にメールを送って 門の前で待っていた 「…あ、あのー」 ぼーっと立っていると 小柄で可愛らしい女の子に 話し掛けられた 「なん?」 「錦戸君ですよね…? あたしずっと前から気になってて… アドレス、交換してくれませんか?」 かなりおどおどしてる ずっとって…そんな前から 俺のこと知っとったのか どおしよ こーゆうの苦手… しかも貴久しか興味ないし 「ごめ」 「アドレスだけでいいんで! ずっと、見てたから… 少しでも仲良くなりたくて」 断ろうとしたら途中で遮られた なんだか…ええよって 言うしかない雰囲気 「…ええよ」 「ほんとですか!? やった!すっごく嬉しい」 「でも俺好きな奴おるから 友達としか見れへんよ」 「友達でも十分です!」 そしてまだ名前も知らない 女の子とアドレス交換した  
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