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テレビを見ながら食事してる間に三人目が様子をうかがっていた。
腹と足は白、背中や頭は茶と黒が占めている。
綺麗な顔立ち。
すっと胸を張って礼儀正しく座る姿勢。
女の子とは後で知ったのだが…
そう、それが君だ。
気付いた時、君の目は細かった。
「おまえ、誰だよ」って目付き。
畳の部屋に入ってこようとはしなかった。
ただ「彼女の側に行きたいのに、おまえがいちゃ行けないだろ」って顔して。
扉の側に座っていた。
結局君は一度鳴いて戻った。
僕には「もう、早く帰れよ」って聞こえたんだ。
彼女もそぉ聞こえたらしい。
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