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遠吠えのようなその声に二ーナは、なんだかお腹の音みたいだなぁとおかしくなりました。もしかしたら、誰かがとてつもなくお腹を減らしているのかもしれないな、なんて考えて声のしたほうへ歩き出しました。
「こっちかな?」
二ーナは尖った葉の木を横切ろうとしました。
ぼふっ‥‥‥突然二ーナの目の前が真っ暗になりました。なにか大きなものにぶつかったようです。
「もふもふしてる」
二ーナがゆっくり二歩下がって、みあげるとそこには大きな大きな毛むくじゃらがいました。
「ぎゃーー!!!」
「ぎぎゅぎゅぎゅーー!!!」
ふたりは同時に互いの姿を見て叫びました。
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