弐章─音沙汰─

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弐章─音沙汰─

あの話からまた沈黙が続き、学校に着いた。 教室に行くまでに、学校中に落ち着きが無かった。 「……ねぇアレだよね?…」 「ぁあ~あの人…」 人とすれ違う度皆が皆俺を見る。 何か鋭いもので刺されているような気がした。 そんな視線をかわしながら、俺は教室に向かった。 そしてSHRで担任の磯部から開口一番、『伊藤リオ』の変死のことについて聞かされた。 改めて、リオの死を実感した。 リオは…… 俺の大切な人 俺の恋人。 …いや、恋人「だった」。
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