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―――――1人の少女が、月の光を全くと言っていいほど通さない樹海の中を走っていた。
少「ハァッ…ハァッ!」
自分の足がどう動いているのか分からない…。
後ろからくる追っ手から逃げてどのくらいたったのだろうか…。
景色がなかなか変わらない…。
足の疲労は半端なく、もう限界だった。
少女は近くあった茂みに転ぶ様に隠れた。
少「スゥ、ハァ…ハァ…スゥ」
少女は乱れた呼吸を一生懸命に調えた。
両足にイッキに疲れがたまってきているのが分かる。
追1「おい!!いたぞ!!」
追2「はやく捕まえろ!!」
少「?!」
見つかった……?
そう思い込み急いで逃げようとして茂みから飛び出した――
追1・2「「ニヤッ…みぃつけた」」
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