<目覚め>

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「グルルルッ……!!」 そのころ少女は一人頑張っていた。 「ハァ…ハァ…」 (シロガネ、遅いな~…。はやく…) 少女はバケモノの群れの中で一生懸命戦っていた。 シロガネが気になり辺りを見渡す。 しかし、そこには血に飢えたバケモノばかりが視界に映る。 少女は吐き気を覚えながらも、あることに気が付いた。 (待て待て……バケモノばっかり…?ラオ・メイって人は?) 少女はもう一度辺りを見渡す。 やはり、ラオ・メイの姿はどこにもなかった。 (まさか…!!シロガネの所に?!) 少女はシロガネが飛ばされた茂みに視線を移した。 .
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