3人が本棚に入れています
本棚に追加
「グルルルッ……!!」
そのころ少女は一人頑張っていた。
「ハァ…ハァ…」
(シロガネ、遅いな~…。はやく…)
少女はバケモノの群れの中で一生懸命戦っていた。
シロガネが気になり辺りを見渡す。
しかし、そこには血に飢えたバケモノばかりが視界に映る。
少女は吐き気を覚えながらも、あることに気が付いた。
(待て待て……バケモノばっかり…?ラオ・メイって人は?)
少女はもう一度辺りを見渡す。
やはり、ラオ・メイの姿はどこにもなかった。
(まさか…!!シロガネの所に?!)
少女はシロガネが飛ばされた茂みに視線を移した。
.
最初のコメントを投稿しよう!