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「いや、情報屋の奴が教えてくれたんだ。」
「(そんなやついるんだ。)…あなたは――――――」
ガサッ…
「「！！」」
近くの茂みが揺れ、二人は視線を移した。
「お前は……ファイ。」
そこには、ラオの側近のバケモノ――――――ファイの姿があった。
ラオはホッとした表情でファイを見つめた。
「戻ってきたのか…。」
ファイは仲間を逃がしたあと、ラオを助けるため戻ってきたのだ。
ファイはラオの傍に寄ると四肢を曲げ、伏せの状態で静かに座った。
「…………。」
ラオはそれを見つめていたが、ファイの心を読み取ったのか立ち上がり、
「よっこらしょっ…と。」
と、疲れて重い体を持ち上げ、ファイの背中に座った。
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