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真とリオルの誓い
「うん、いい感じだよ、リオル」
野性ポケモンを倒し、真がガッツポーズをとる。
「うん、たたかいも大分慣れてきたよ」
リオルもうれしそうに言う。
「よし、そろそろジムに挑んでもよさそうだね。ホウエン地方の最初のジムは、ここカナズミシティのツツジっていう岩使いみたいだね。相性的にも初戦はバッチリ決められそうだね」
pポッドを見て真は言う。
「はやくバトルしたいー!」
リオルもやる気十分な様子だった。
ジムを目指して歩いていると、秋月涼に会った。
「あ、真さん。真さんもホウエンからスタートですか?」
「うん、そうなんだ。涼はこれからジムに挑むのかい?」
「いえ、ジムは今さっき攻略してきたところです。やはり最初が岩っていうのはきついですね。結局はごり押しになっちゃいました。」
涼は苦笑いする。
「へぇ、すごいね。僕はこれから挑戦に行くんだけど、そうだ。ジム戦前に、ひとつ勝負してみないか?」
いきなりの申し出に涼は多少驚いたものの、了解した。
「え、いきなりですか?うーん、ポケセンも行ってきたから回復は十分だし・・・わかりました。バトルしましょう!」
「よしっ!リオル、出番だ!」
「いけ、ストライク!」
お互いにポケモンを出した。
「しゃあっ!なんだ、またバトルかぁ?やっちまってもいいんだよなぁ?」
涼のストライクは血の気が多そうなポケモンだった。
「あ、あんまりやりすぎちゃだめだよ。」
涼も苦笑いで言い聞かせる。
「ストライクか、相性は特に問題なさそうだね。がんばるよ、リオル」
「うん!」
お互いに見合ったとことで、バトルを始める。
「ではいきます、真さん!ストライク、でんこうせっか!」
涼のストライクが先制攻撃を仕掛けた。
「っしゃあ!スラアアァァッッシュア!!」
「え、はや・・・」
ストライクは目にも留まらぬ高速で移動し、リオルに攻撃を当てた。
「っぐぅ」
ストライクの攻撃に、リオルの小さな体は簡単に吹っ飛ばされた。
「はっはぁ。なんだこいつ、全然弱いじゃねぇか。」
「ぐう!!」
リオルはすぐに立ち上がり、歯を食いしばる。
真はいきなりのことに驚きながらも、リオルに声をかける
「大丈夫か?リオル!」
「だ、大丈夫。まだいけるぅ!」
リオルは再び構えをとる。
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