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大丈夫だ、吹っ飛ばされてもくらったのはでんこうせっか。そこまで大きいダメージではないはずだ。真はリオルの様子を見てそう判断した。
「速い上に強い」
「ストライク、きあいだめだ!」
涼が指示を出す。
「おうよ!はあぁぁ・・・」
ストライクが集中し始める。
「リオル、今だ!はっけい!」
「てやああぁぁ!」
リオルはストライクに向かって走り、はっけいを当てる。集中力を高めていたため、ストライクは回避ができなかった。
「ぐ、こいつうう!」
「ス、ストライク、しんくうは!」
涼はストライクが怒りで暴れないように指示を出す。
「おらぁああ!」
頭に血が上りながらも、ストライクは指示通りしんくうはを出す。
「ぐわぁ!」
「リオル、まだだ!カウンター!」
真はリオルを信じて指示を出す。
「う・・・うおおおおお!」
リオルは最後の力を振り絞り、カウンターを繰り出す。しかし、その攻撃は紙一重のところで、外れた。
「くっ、あぶねぇ・・・だが、これで最後だぁ!」
「でんこうせっか!」
「う・・・うぅ」
ストライクがとどめの一撃を打ち込み、リオルは倒れた。
「戻れ、リオル!」
真はモンスターボールにリオルを戻した。
「ストライクも戻って」
「ち、もう終わりかよ」
最後に余計なことをいいながら、ストライクは不満そうに戻った。
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