(恋+愛)+ワタシ×アナタ×キミ÷十人十色=ゴースト

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潤いが欲しい。 そう思ったのは昨日のこと。 強い日差しの下、体から奪われる潤い。 体が火照るのは暑さのせい? それとも、恋してるせい? そんなことを考えていると、あっという間に過ぎる1時間。 だけど、長く感じてしまう1分間。 時間の長さが狂うのはアナタのせい? それとも、ワタシのせい? 星を眺めていると切なくなる。 風が触れると哀愁に浸りたくなる。 雑踏の中に飛び込むと忘れてしまう。 これってナニ? 恋が落ちるものならば、愛は拾われるもの? その定義を誰か教えてください。 ある人は言った。 「そんなものは誰にも分からない。 アナタの恋はアナタだけのものなのだから。」 と。 そう、ワタシの恋、アナタの恋、オレの恋、キミの恋…。 恋は十人十色。 同じモノは一つとしてない。 昨日の恋、明日の恋、100年前の恋、1億年後の恋…。 その全てが全く別物。 5分後、また恋をしてみよう。 そして、その味を堪能しよう。 だって、そのフレーバーは30億通りもあるのだから。 夏から秋、秋から冬の道のりを歩く中で見つけたモノ。 1年、2年、3年、……。 過ぎいく時間と共に成長させよう、成長させたい。 そう思える恋。 虫かごと虫取り網を持って捕まえに出かけよう。 幼き日に感じた高揚感のような童心を胸に。 ヨーイ、ドン。 先に捕まえるのは誰かな? ワタシ? アナタ? それとも、キミ? それは誰にも分からない。 恋はゴーストなのだから。 今日も捕まえる為に右へ左へ。 透明な体に触れてみても感触無し。 それでも、捕まえたい。 だって、それが人なんだから。 だと思う。 ねっ?
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